「ほんとうにあったはなし」
『零〜紅い蝶〜』ディレクター/柴田誠

今だから語ろう…
このゲームを作っているときに、何があったのかを…


前作『零〜zero〜』では、ゲームを作っているときにさまざまな"ありえないこと"が起きた。
(詳細はこちら)
当然、今作『零〜紅い蝶〜』でも、「やっぱり何かあったんでしょ?」と、ことあるたびに聞かれるが、 「ええ、いろいろとありますよ…」というあやふやな答えしかしていなかった。

もちろん、細かいものはいくつもある。
ムービーのボイス収録時に、少女の声で、ものすごく小さく「オニイチャン」と入ったこと。セリフに重な るように入ったので、削除できなかった。そのままにしてあるので、ボリュームを大きくすれば聞こ えるかも…

霊石ラジオのあるファイルで、組み込んでない、すごくリアルなうめき声が入ってしまったこと。   最初に聞いたときは、サウンド担当のすばらしい仕事に喜んだが、担当者は「この音は作ってな  いんですよ。昨日一晩、ずっと削除してるんですけど、どうしても消えなくて…」と怖がりながら話 していた。
まあ、本物OKなので、これもそのままにしておいた。

それとは別に、私にとって、きわめて重大な事件がおきた。

これまで霊現象は、ゲームを作っている現場で起きていた。つまり、主に会社で起きていたのだが、今回は私が住んでいる部屋で起きるようになったのだ。

(初めて霊が出た日の日記へ)

 

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