『零〜zero〜』アンソロジー 特別編 『Best版アンケート』
担当:菊地啓介 (プロデューサー) /柴田誠 (ディレクター)

★ユーザーアンケート
 

--- PlayStation2 the Bestとして、お求めやすい価格になって8月に再登場した「零〜zero〜」。新しく夏の「零〜zero〜」のユーザーの方からも御感想が届いております。

柴田 「皆さまから寄せられたご意見は、すべて目を通させてもらってます。」
菊地

「戴いた貴重な御感想・御要望などは、今後のゲーム作りの参考にしていきたいと思います。 よろしくお願いします。」

 

 

--- ではさっそく、戴いた御感想を紹介していきましょう。

 

【とにかく怖い!】

   『恐すぎて感動しました。』 東京都 16歳 男性

   『こわいこれ一言』 大阪府 27歳 女性

   『極上の怖さ、ここにあり!』 三重県 17歳 男性

   『この恐怖感がクセになる』 東京都 29歳 男性

 

 

--- 他にも『心臓に悪い!』『いままでで一番こわかったです』などなど、「とにかく怖い」 という御感想が一番多いですね。

 

菊地 「中には

   『すんごいコワくて先に進めない』 東京都 14歳 女性

   『実は恐すぎて途中までしかプレイしていない』 埼玉県 26歳 女性

  など、限界を越えてしまったプレイヤーもいらっしゃいます。」
柴田 「スタッフにもいるんですよね。怖くて、2章の途中から進めないという人が。その人の怖がり方を横で見てると面白い…じゃなくて、参考になりますよ。」
菊地

「なんだか、悪趣味…」

 

 

--- スタッフの中には結構「こわいのダメ」な人が多いということですが。

 

柴田

「そうなんですよ。
そのせいか、いまだに1週間に1回くらい「御払いしましょうよ〜」って言われますよ。」

菊地

「前に開発室で起こった不思議な現象を紹介しましたが…実は、まだ"ありえない"現象は起こってるんです。その現象については、ここをご覧ください。」

 


【サウンドについて】


   『これが一番良く、一番怖いです。』 千葉県 16歳 男性

   『いちいちイヤ〜な音がしてたまらない』 埼玉県 27歳 男性

   『臨場感溢れるサウンドで良い』 東京都 14歳 女性

 

 

---アンケートでも、サウンドはかなり好評ですよ。

 

柴田 「サウンドには特に力を入れたので、褒められるとうれしいですね。」
菊地

「雑誌やホームページ上では、せっかくのサウンドを聞いてもらえないのが残念です。 ぜひヘッドフォンで体験してみてください!」

 

 

---また、こんな御感想も戴いてます。

 


   『ヘッドホンをつけるととてもやりやすい』 神奈川県 24歳 男性

菊地

「そうなんですよ。カメラを覗くとまわりが見づらくなるんですけど、ヘッドフォンをつけていると音がする方向をたよりに霊をとらえられるから、戦闘が有利になりますよ。」

柴田 たまに「怖すぎるので音を消してプレイしている」というプレイヤーの方がいますが、

霊が怖い ⇒ 音を消す ⇒ 霊がとらえられない ⇒ 霊にやられる ⇒ 霊がもっと怖くなる…

となるので、できればヘッドフォンでプレイした方がいいですよ!」
菊地

「ヘッドフォンをすればゲームは楽になるけど、やっぱり怖さは増すと思う。一つ一つの音にビクッとなったりするし…」

 

 

---こういう御意見も多いですよ。

 


   『ヘッドフォンつけてやると背後が気になる』東京都 16歳 男性

柴田

「私もたまにやっちゃうんですよ。このゲームをやってると、誰かに呼ばれたような気がして、思わずヘッドフォンを外してしまったり。」

菊地 「家でやっていると、バスルームのドアが開いたような音がしたので振りかえると、閉まったままとか。」
柴田 「そういえば、サウンド担当のSが「零〜zero〜」をプレイするたびに、飼っている鳥が鳥籠の中で暴れると言ってました。」
菊地 「それ、もしかして、必死になって飼主に何かを伝えようとしてるんじゃ…」
柴田 シムラ! ウシロ、ウシロ!
菊地

ドリフかよ!

 


【パッケージについて】

   『なぞめいていて良い』 東京都 14歳 女性

   『私ホラー大好きで、そそるようなパッケージでした。』 大阪府 27歳 女性

 

 

---深紅のパッケージも好評です。

 

柴田

「深紅が和服の中で眠っていて、腕に「裂き縄」がついているものですね。」

 

 

---特に、女性の方に好評なようですよ。

 

柴田 「これを描いたデザイナーは、以前日本画を描いていた女性の人です。」
菊地 「このパッケージは、ストレートに怖さを出したものではなかったんですけど、雑誌社さんやお店の方にも、かなり評判が良かったんです。」
柴田 「彼女は家から自前の着物を持ってきて、実際に地面にひいたものを写真に撮って参考にしたんですよ。
 もともとこういう絵が好きなので、気合いが違いますよ!
 タペストリーの絵を作るときなどは、スタッフの女性に頼んで、実際に着物を着せてポーズをとってもらいました。」
菊地 「そんなことをしてたのか。なんだか妖しいな。」
柴田 「しかも縄をかけたりして…」
菊地

「そこまではしてないだろ!」

 

 

---… PlayStation2 the Bestでは裏パッケージが変わっていますが、それについても御感想が届いています。

 


   『Best版のパッケージ(裏)がコワイ。』三重県 17歳 男性

 


---どんなパッケージなのかは、こちらをどうぞ。

 

 

Best版の裏パッケージ

菊地 PlayStation2 the Bestの裏パッケージは、アメリカ版のパッケージみたいにしようということで、こうなりました。」
 

 

---アメリカ版のパッケージ

 

 

柴田

「とにかくインパクト勝負です。」

 

 

---まるで別のゲームのようですね。

 

菊地 「この逆さ女は、一番好きな霊ですね。」
柴田 「もしかして…逆さ女、萌え?」
菊地

「いや、そういう意味じゃないって…」

 


【その他にも・・・】
 

 

---ユーザーアンケートにはこんなことも書いてありました。

 


   『寝つきが悪くなった』 石川県 28歳 男性

   『持っているだけで呪われそう。』 東京都 16歳 男性

 

 

---「零〜zero〜」にまつわる不可解な現象は多いですよね。

 

柴田 「ある編集の方から聞いた話ですが、
記事を書くために「零〜zero〜」を借りて、明日プレイしようと戸棚に入れて寝たんですが、夜中にカタカタ…と音がして目がさめた。 良く見ると、「零〜zero〜」のソフトを入れた戸棚がカタカタと鳴っていたので、プレイせずに返しにきたという…」
菊地 「怖えぇ…。」
柴田 「サウンドの担当者が友人(極度の怖がり)と「零〜zero〜」をプレイしていたら、突然パキッと音がして湯のみが縦に真っ二つに割れたという話も聞きました。」
菊地 「それも不吉だな。
以前にも、蛍光灯が割れた話をしたんですが、本当にあったんですかとよく聞かれます。」
柴田 「本当なんですよ。今年入社した新人に「ホームページに載っていた霊現象、あれはネタですよね」と聞かれたので、本当だと言ってやりましたよ。」
菊地 「あまり怖がらせないように。」
柴田 「ほら、割れたのはこの蛍光灯だよ…」
菊地

「やめろって!」

 


【まだ続いている"ありえない"現象】
柴田

「この前、その蛍光灯破裂事件を上回る事件が起きたんですよ。突然トイレにある鏡が粉々に割れたんですよ。」

 

 

---あれはすごかったですね。

 

柴田 「男子トイレの方からガシャーン!と凄い音がしたので、トイレに入って見ると誰もいない。すぐにかけつけたから、誰かがやったんじゃないのは確かだし。」
菊地 「蛍光灯がパシーン!と割れたのも驚いたけど、それ以上の衝撃だよ。」
柴田 「また疑われると思って、今回はちゃんと証拠の写真を撮ってあるんですよ」
菊地 「どれどれ…(鏡が飛び散った写真を見ながら)これはちょっとお見せできません。でも…かなり凄い状況だな。。」

 

(トイレの床一面に散乱した鏡の破片)
※画像はプロデューサーの要望により削除致しました

 

菊地 「かなり凄い状況だな。」
柴田 「このトイレでは、前にも水道が全開になっていて、水が溢れてB1まで水がもれてしまった事件があったばかりで。 」
菊地 「その時は、誰かが蛇口を締め忘れたんじゃないかということで落ちついたけど、誰も心当たりがない。
やっぱり何かあるのかもしれないな…」
柴田 「写真を見てもらえればわかるんですけど、鏡の止めがねが外れていたわけではないんですよ。 」
 

 

---これまでも、鏡の留め金が緩んで割れたなんてことは、あんまり聞いた事はないですね。

 

菊地 「割れたのが"鏡"というのが意味深だよ。
まさか、何かが鏡から出てこようとしたとか…」
柴田 「この写真をよく見てくれ。
右上すみの鏡の破片に、髪の長い女がうつっている… 」
菊地 「マジ!?」
柴田 「…といいなあ。」
菊地

「やめろよ! シャレにならないよ!」

 

 

次回は、『世界の零〜zero〜』と題しまして、ヨーロッパと韓国でも発売された零〜zero〜の反響をお届けします。
海外のプレイヤーは、「零〜zero〜」のどのようにとらえているのか、この恐怖は世界共通なのか、興味深い話題に迫りたいと思います。 ご期待下さい!

 

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