Q 『Jリーグ GO GO GOAL!』はポリゴンの数を秒間60フレームで処理しているという事ですが、これは今までのサッカーゲームにない、初の試みですよね。秒間60フレームにこだわった理由を教えてください。
A スポーツゲームというのはスピード感が命だと思います。今までのサッカーゲームだと、画面が動くときに暗くなったり、ガクガクして見えましたよね。そういう問題点を解決して、選手の動きを豊かにして、さらにスピード感を出すためには秒間30フレームでは無理だ。じゃあ、60フレーム処理なら...という事になったんです。
Q 開発には苦労されたと思うんですが。
A 単純に考えても、今までの2倍の処理能力になるわけですからね。何種類ものプログラムを考えて、もっともスピード感を出せるプログラミング開発の研究を重ねましたよ。
Q ‘RUN&STOPボタン‘というのはどういう操作ができるんですか。
A 開発に当たって、注目したのがドリブルなんです。 選手をコントローラーで動かしてパスボタン、シュートボタン...という今までのサッカーゲームに飽きてきたんです。そこで‘RUN&STOPボタン‘を設定してコントロールパッドでも360度全方向に走らせる事ができるようにしたんです。フィールド内の選手を車のように走らせる事ができるんですよ。
Q 車のように...というのは具体的にはどういう事ですか。
A これはその選手の個人能力にもよるんですが、スピードを出しすぎると急に曲がる事ができなくなったりする という事です。ドリブルスピードが速ければいいというわけではないですからね。
Q 今までのサッカーゲームに比べて、選手の動きや能力がよりリアルになってるという事ですね。
A そうですね。例えば、ボールを持った選手の背後からはボールを奪う事はできないようになっています。そうすることで、ディフェンダーを背負いパスを受けたり(ポストプレイ)、パスを受けた後、反転しドリブルに移るなどディフェンダーとの駆け引きができるようになっています。
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