第三夜 7月28日 |
−−今回は、『零〜刺青の聲〜」に登場するキャラクターについて質問していきたいと思います。 菊地(プロデューサー):はい。零シリーズはキャラクター人気もありますからね。 柴田(ディレクター):裏話なんかもなるべく交えていきたいと思います。
=========== −−今回の主人公は、前作『零〜紅い蝶』にくらべてずいぶん年齢が上がりましたね。 柴田:そうですね。肌を侵食していく刺青というのがひとつのテーマでしたので、肌 菊地:怜の外見はシリアスなホラーに合っていると、かなり好評です。 −−スタイルも大人びてますね。 柴田:でも、そんなに肉感的ではないでしょう? 手足が細いモデル体型ということ 菊地:ちょっと露出度が高い気もするが… 柴田:それは、広がっていく刺青を見せる為ですよ! 特に背中が開いたデザインに −−そういえば、職業が写真家、というのが、いかにも零らしいですね。 柴田:今回の主人公は、自立した、恋人のいる女性ということで、職業もあります。 菊地:考えてみると、『零〜zero〜』のごく初期の設定では、主人公はカメラマン 柴田:その要素が今回は実現してますよ。夢で写した写真を元に、現実で新たな事実 −−怜は霊感はあるんですか? 柴田:彼女は霊感はありますけど、霊を見るのは今回が初めてです。なので、前作ま 菊地:声優は皆川純子さんです。映像に怖がりながらも熱演していただきました。 柴田:皆川さんというと、『テニスの王子様』のリョーマのイメージがありますが、 |
======== −−今回は、『零〜zero〜』の主人公、深紅も登場しますね。 菊地:そうです。『零〜zero〜』をプレイされた方にはなじみの深い、あの深紅が登 柴田:深紅は、個人的に一番愛着があるキャラクターですからね。霊力があってバト 菊地:いやいや、そんなことはない。 柴田:深紅は、あれから普通の女の子として生活していたので、すこし明るいキャラ 菊地:走る速度も速くなってるし。 柴田:そうですね。今回は移動速度は上がってますね。深紅は身体が小さいので、余 菊地:服装も、あか抜けたね。 柴田:今回の服装は、『零〜zero〜』の服をアレンジしたものなんですよ。深紅は和 菊地:でも…どうしても気になるのは、あの、深紅が寝る時の衣装だけど、これはな 柴田:すいません…深紅の寝るときの衣装は…すべて私の趣味ですので、勘弁してく −−どういう衣装かはゲーム内で見ていただくとして、深紅のキャラクターのキー 柴田:深紅はあんまり変わってなんですけど。「和風」「すこしだけ大人びたかわい 菊地:やっぱりそこか…
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======= −−零では男の主人公というのは初ですね。 柴田:前回から「男性主人公を!」という要望があったので、導入しました。 菊地:そして深紅の兄、真冬の友人でもある、と。ここですこしつながるんだ。 柴田:男性を出すとどうしても好戦的な感じがでてしまう。霊と殴りあうゲームじゃ −−螢はどういう風に関わってくるのでしょう? 柴田:彼はノンフィクション作家で、都市伝説を追っているんですよ。 菊地:もともと、『零〜zero〜』をテストプレイしているプレイヤーを見ていると、 柴田:霊力が1しかたまらないから、とにかく霊をファインダーにとらえたら、撮り 菊地:そうなると、フィルムの枚数がカギになるな。 柴田:フィルムをどんどん使うキャラクターです。しかし、強力な霊はいくら写して 菊地:それじゃ、まるで泥棒だよ! −−彼はキーワードがあるんですか? 柴田:螢だけは外見のキーワードじゃなくて、性能から入ってますからね。 菊地:最後のは性能じゃないだろ! 柴田:家中の女性の霊が寄ってきますからね。ひたすら追いかけてきて「もう、はな 菊地:うれしくねえよ!! 柴田:今回は主人公が3人いるので、クールでアダルトな怜、和風で可愛い深紅、女 菊地:まあ、女難はどうかと思うが、3人ともキャラクター性もゲーム性も特徴があ −−ありがとうございました。次回は、このゲームの重要な要素である『サウンド』 |