効果的なディフェンスを組む
前回はオフェンス陣の用い方についていろいろ触れてみました。今回はそのパート2ともいうべき「ディフェンス編」です。 それでは早速検討してゆきましょう。 |
---|
ディフェンスは大きく2つの型に分けられます。1つは積極型、そしてもう1つは安全型です。
積極的なディフェンスとは、「とにかく多少のリスクは承知の上でも、ヤードゲインを絶対許したくない」、あるいは「なんとかロスさせたい」「QBサックしたい」というような場合に有効です。 強力な HP を持つ選手群を利用して早期にボールキャリアーを潰しにかかる反面、失敗した場合には、大きなロスを被ることもあります。 それとは逆に、安全を重視するディフェンスでは、「2〜3ヤードのロスは構わないが、しかしロングゲインは絶対に避けたい」ような場合に有効です。 強力なストッパー(特にDB)等を活用して、比較的自陣後方に気を使う体制でプレイにのぞみます。 基本的には DL←LB←DB(CB、S)の順に、より積極的なディフェンスに向くようになっていますが、LBやSなどにも積極ディフェンスタイプの選手は多いようです。 |
---|
DL 94 D.STUBBLEFIEL | |
---|---|
DL 78 B.SMITH | |
DL 92 R.WHITE | |
DL 90 N.SMITH | |
DL 91 C.MCGLOCKTON | |
DL 98 E.SWANN |
LB 58 D.THOMAS | |
---|---|
LB 55 J.SEAU | |
LB 57 K.HARVEY | |
LB 51 K.NORTON | |
LB 58 E.HILL |
ちなみに RS(Running Speed) は加速力、RP(Rushing Power)
は初速、MS(Maximum Speed) は最高速を表していますが、 果たしてどれを優先すべきかというのは、その場合場合によって異なってきますので、いろいろと試してみるより他ないでしょう。本当に考えさせられるところです。
ただし、これらのスピードを重視するあまり、HP の低い選手(CBなど)でタックルしようとすると、タックルすることすらかなわなくなる(かわされる)ので注意が必要です。 つまり、これらトータルな能力を考慮した上で選手を選定するようにしましょう。 |
---|
LB 51 W.THOMAS |
---|
CB 02 D.SANDERS | |
---|---|
CB 36 T.MCDANIEL | |
CB 35 A.WILLIAMS |
S 36 M.HANKS | |
---|---|
S 36 L.BUTLER | |
S 23 B.BISHOP |
以前レシーバーにはいろいろなタイプがあることに触れたことがありましたが、じつは、当然それをマークする側の選手にもいろいろなタイプが存在します。
インターセプト力そのもの(あまりに見え見えなので公開してしまいますが、表上の'IT'がインターセプト力です)は、ボールを奪う能力そのものを表していますが、この他にも
レシーバーをマークする能力が存在します。 また、逆に自分で選手を操作している(MAN)場合には、最高速よりもむしろ初速、加速力のある選手を選択し、相手の動きに素早く対応できるようにしておきましょう。 |
---|
LB 58 J.TUGGLE | |
---|---|
LB 95 G.LLOYD |
CB 26 R.WOODSON |
---|
S 28 D.WOODSON |
---|
さて、自分で実際にプレイヤーを操作する場合などには、上記のようなラン、パスどちらにも対応できる選手が有利です。 勿論ラン専門の選手、パス専門の選手に比べれば能力はやや落ちますが(落ちない選手もいる)、相手の様子を伺いながら選手を操作できるので、 迅速な対応が行えます。 特に相手の作戦が全く読めないときなどには、こういったユーティリティプレイヤーを多く用いるべきでしょう。 |
---|
(C)TECMO,LTD.1996.(C)NFLP
(C)NELPA