Last Update '97/4/5
TECMO SUPERBOWL

オフェンスプレイを極める!


 今回は、前回の「ベストロースターアンケート中間発表」の際に触れたプレイヤーの能力値について もう少し深く見ていくことにしましょう。

 ベストロースターを探り出す上では、いったい何を基準にすべきでしょうか。
  RS RP MS HP AG BB PS PC PA AR CL BC RC IT QK KP AB KA TOTAL
QB 08 S.YOUNG 69 38 44 31 25 44 69 81 63 81 75 44 19 06 69 06 06 06 776
QB 07 J.ELWAY 63 44 31 38 19 31 75 50 69 81 69 44 06 06 56 31 06 06 725
QB 13 D.MARINO 50 38 06 19 13 13 81 75 63 63 81 44 06 06 50 19 19 19 665
QB 04 B.FAVRE 69 38 19 13 19 25 69 75 69 69 63 44 06 06 56 06 06 06 658
QB 08 T.AIKMAN 63 38 19 13 13 31 63 75 81 63 69 44 06 06 50 06 06 06 652
 S.YOUNG。彼の総合能力には文句のつけようがありません。TOTAL 値 を算出してみると、ダントツの 776。ただ皆さんからのコメントにもあるように 全ての能力値のうちで、ラッシュ能力値への配分が多い事も事実です。これが彼のラッシュ頻度が高い理由ですが、果たしてこれをどうとらえるたら良いでしょうか。

 TECMO SUPERBOWL においては、比較的QBスクランブルが有効なように設計されていますから、テストマッチ等のシングル戦の場合、S.YOUNG のようなロースターはかなり有効になる可能性があります。
 しかし、もし仮に友人同士でリーグ戦等の長期戦を展開する場合、怪我の頻度も考慮にいれなければなりません。多発するQBスクランブルの結果、 1stQBは戦線離脱を余儀なくされるでしょう。ですからこの場合には、予め2ndにもある程度期待のできるQBを用意する必要があります。

 その他にもTECMO SUPERBOWL には「冷静な判断力のあるQBはノーマーク選手を見分けられる」特徴があります。ですからノーマークになる頻度の高いレシーバーがいるチームでは、 冷静なQBとの間に強力なホットラインが形成されることになります。
 またこれを逆手に取り、相手COMの3rdレシーバーをあえてノーマークにしておいて、パスリリースの直後に インターセプトを狙いに行くというようなことも可能でしょう。


 先程も触れたように、強力なホットラインを形成するにはレシーバー側の能力も考慮に入れなければなりません。
  RS RP MS HP AG BB PS PC PA AR CL BC RC IT QK KP AB KA TOTAL
WR 80 J.RICE 75 69 56 31 69 81 25 25 25 13 81 81 81 06 06 06 06 06 742
WR 80 C.CARTER 56 56 38 13 69 38 06 06 06 06 81 63 75 06 06 06 06 06 543
WR 88 M.IRVIN 56 44 38 38 63 38 06 06 06 06 56 63 75 06 06 06 06 06 525
WR 84 H.MOORE 63 50 50 31 75 44 06 06 06 06 44 69 75 06 06 06 06 06 555
 以上に挙げた選手はTECMO SUPERBOWL の中でも特に Reception 能力の優れた選手です。

 J.RICE は別格(ほぼ万能)としても C.CARTER 型の選手と M.IRVIN、H.MOORE 型の選手では 明らかにその特徴に差異があることに気がつくでしょうか。前述の選手はフィールド内で 自らフリーポジションを獲得しようとする選手、それに対して、後述の選手はボールをキャッチしたあとも ある程度のヤードゲインが期待できる選手です。

 さて、そこで先ほどの「冷静なQB」と重ね合わせてみましょう。
 QBが冷静であればあるほど、ノーマーク選手へのパスが多くなるはず。ということは、 もし仮にショートレンジにノーマーク(値の高い)選手を配置してしまうと、(QBの冷静値が高い場合は) ショート攻撃ばかりになり、 エースレシーバーへのパスが減るばかりか、ショート位置の選手の怪我頻度がかなり高くなってしまいます。

 ですから、チームの得点力が低いと思われる場合は、まずレシーバーの配置を変えてみると思わぬ攻撃力を生み出すようになるでしょう。


 RBがどれだけ走れるのか、というのはRBの能力も勿論ですが、それ以上に各チーム固有の オフェンスパターンを把握することが重要です。
テクモスーパーボウル 上の各チームの Run/Pass 比率概算
BILLS normal BENGALS pass BRONCOS pass
COLTS normal RAVENS pass CHIEFS run
DOLPHINS pass OILERS normal RAIDERS normal
PATRIOTS pass JAGUARS pass CHARGERS pass
JETS pass STEELERS run SEAHAWKS normal

CARDINALS pass BEARS pass FALCONS s.pass
COWBOYS run LIONS pass PANTHERS normal
GIANTS run PACKERS s.pass SAINTS pass
EAGLES run VIKINGS s.pass RAMS pass
REDSKINS normal BUCCUNEERS run 49ERS pass
ゲーム上のデータですので実際の96年のチームの様子とは異なるものもあります。 また、得失点差や時間、ボール位置(特にゴール間際)等によっても傾向は変化します。
 この「各チーム固有のオフェンス傾向」を見定めておくことは極めて重要です。 いかにB.SANDERSといえど、ラッシュ機会が少なければ働きようがありません。 pass主体のチームではRB陣よりWR陣を強化すべきで、チームの特徴を知っておかなければ ロースターの能力を無駄に消費してしまうことになります。

 また、OL陣の踏ん張りがRBのヤードゲイン力に大きく影響を与えますので、 run主体のチームでは特にこちら側にも力を注ぐ必要があることも付け加えておきましょう。


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