月刊電撃王　8月号（2001 AUGUST NO.126）　20010727

---E3での反響は？
板垣　『DEAD OR ALIVE 3』に対する反応は、パーフェクトでしたね。映像の内容として、欧米を意識した構成にしていたわけですが、期待どおりとはいえ、あれだけ楽しんでくれると本当にうれしいです。あとアメリカの開発関係者にもずいぶん好評でした。彼らが作っているモノに、アドバイスを求められたりね。


---Xboxで開発する手応えは？
板垣　素晴らしく強力なマシンだと思いますよ。E3の会場で発表したデモは、他のマシンでは絶対に実現不可能といえるでしょう。でも、マシンの凄さを数字で言っても、野暮なだけですよね。例えばE3でのデモに出てくる森のシーンは、Xboxの持つグラフィックの量の凄さをアピールしている側面もあるんですが、ぼくらはそれを情緒的な表現として作ることで、見る人にすごさを実感してほしかったんです。3D格闘ゲームというのは、F1みたいなところがあって、その時の最新のエンジンを積んで、誰よりも速く走るっていう、技術の一騎討ちみたいな部分があるんですよ。だからこそぼくは、その時の最強のエンジン、最強のハードで動かすことに意義を感じている。Xboxは間違いなく最強のハードだし、ぼくらも『3』を名乗る以上は、誰が見ても明らかに優れているものを作りますよ。