コラムアルゴス: 第4回 ディスカーマーアクションについて
古代ギリシア時代を伝える古典、叙事詩『イリアス』で描かれたのは、自分の名誉や家族のために戦う誇り高い人々の姿であった。

『アルゴスの戦士』の主人公ゼーンは、王女ハルモニアを助けるため戦いの道を選んだ戦士である。このゼーンのバトルアクションは、どのような理念で作られたのだろうか?

海のディスカーマー
ゼーンの武器ディスカーマーは、強靭なチェーンで繋がれたオリハルコン製の盾である。「冥」「天」「海」の3種のディスカーマーは、それぞれ長距離技、広範囲技、連続技が使える。この3種の特性を使い分け、あらゆる局面に対応可能になっている。

ゲーム中にディスカーマーが1ボタンで瞬時に切り替えられるのは、このコンセプトに基づいているためである。ディスクからの読み込みを無くすため、メインメモリーはギリギリまで切り詰められた。

天のディスカーマー

もう一つのコンセプトは「誰でも簡単に技が出せる」である。当初は攻撃を1ボタンだけでできるよう設計されたが、さらに「確実に技が出て、バリエーションが豊富になる」ように2ボタンでの操作に変更された。

2つのボタンを連続的に押していくことで、誰でも簡単に技が出せる上、より複雑な操作で派手な技が多く出るようになっている。


簡単な操作で連続攻撃
2003/1/21